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ため込んでいた欲望が現実となる。理想郷に潜む浸食とヴァンパイアの罠「ブラッディ・デイズ」

  • 執筆者の写真: 昭川和子
    昭川和子
  • 2024年8月12日
  • 読了時間: 3分



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「ヴァンパイア・アクション・ホラー」等とノッてる紹介がなされていますが、B級らしく余りアクション要素や「恐怖感」を売りにした作品ではないやうであります。 主人公の【サイ】はヤングでハクい「自分の夢の世界」を描く才能豊かな女流画家で、物語は彼女が念願の個展を開催した所から「よっこいしょういち!」と動き始めます。


なんと、彼女の画を高額で購入したいと名乗り出る「レンフィールド」というシブい中にもナウさがある感じの男性が姿を現したのであります。


レンフィールドはサイの画の世界や情熱を理解して才能を見出すと、【ストリゴイ】という怪しげな木の枝をサイにプレゼンツフォー・ユーするのですが、この木がすこぶる「この木なんの木気になる木」な何とも不思議な木だったのであります。


というのもこの木の【赤い樹液を火で炙り、その煙を吸う】とオッとビックリ玉手箱!


たちまち モヤのかかる不思議な「夢の世界」へと精神が旅立ち、そこに存在するイカス吸血鬼が「普段使用者が思い描いている願望を具現化し、叶えてくれる」というではあ~りませんか。 ナウいね~!


実際サイはその時「ロイス」というトレンディーな写真家のボーイフレンドがいたのですが、お互い両想いである筈なのにロイスはかなり奥手らしく積極的なアプローチはしようとしない為、サイとしては完全に「待ちぼうけ」状態となっていた様です。 そしてその件で相当ヘビィな欲求不満と願望が高まっていたのであります。


レンフィールドはその願望の高まりを読み取ったうえで「ヘイ彼女~!」と接触して来たのでありませうか。



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言われた通りに「ストリゴイ」の煙を吸い込んだサイは不思議な夢の世界へとフライアウェイし、そこでロイスそっくりの姿になったモンスターとまんまとチョメチョメ・・ 念願だった肉体関係を結ぶのであります。(しかし、実はこの時モンスターはSEXしながらサイの血を「ウメ―!」っつって吸っているのだとか。 アジャパー。)


そうして再び夢の世界から現実の世界に帰って来たサイは、「ストリゴイ」を使用する前よりも更にアバンギャルドなインスピレーションが浮び、これまで以上のイカス画をかける様になっていることに「驚き桃の木サンショの木」なのでありました。(※餌となる人間を魅了して血をいただきマンモスする。なんというこのチョベリグ吸血システム!)


こうなるとサイとしては「こんなスンバラシイパッチグーな木は他の皆にも教えてあげないとイケナッシング!」等といって周囲を巻き込んで行く訳ですが、当然「ストリゴイでみんな幸せに暮らしました」等と言う訳にも、吸血鬼に血を吸われ続けて何も起きない訳もなく・・


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【出演者】 サラ・ファルーキ|ジョナサン・オールドマン|アレックス・ペトロヴィッチ|マイケル・モロウ|クリス・イワン・セヴィッチ【監督】クリストファー・ハットソン



ブラッディ・デイズ



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※上画像はイメージです。


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