6週間で12名が殺害された殺人の町にヤングな若者グループがやって来た。「SURVIVE サヴァイブ」
- 昭川和子
- 2024年8月12日
- 読了時間: 3分

6週間で12名もの人が命を犠牲となり「ポリ公」までケチョンケチョンにやられてしまった連続殺人事件が発生している「ビクタービル」という町が舞台のナウ語り。
一連の事件が未解決だった為に町の「ジモティー」の人は相当警戒している訳ですが、そこへ事情を知らない9名のヤングな若者グループがルンルン気分でバカンスにやって来たことにより、今作の殺戮の火蓋が切られることになったやうであります。 おっそろし~!
若者の一人がただ同然の値でこの町の家を「ありがじゅう」と譲って貰ったらしく、9名はそこでパーティーをしようとレッツラゴーしていた様ですが、まんまと【シリアルキラー】の餌食となってしまうのでありました。
次々と無残に殺害されて行く若者たちと、相棒を殺されて休暇を言い渡されたものの単独で捜査を始めた一人の警察官。 更には切り裂きジャックの如き正体不明の殺人鬼と一応イカス要素は揃っている一作かと思います。
悲劇の幕が上がり、若者たちがこの町に来てしまったことを後悔した所で「いまさらジロー」と申しましょうか、いや「アフターカーニバル」と言ふべきか・・ ナウいね~!


この作品は人が大勢「しこたま」死んでしまう作品であるにも関わらず、人が死ぬ度に何故か一人ずつ「ストーリーや謎解きとはほとんど関係ナイチンゲールな回想シーン」が走馬灯の様に流れる※ややパープリンな演出がなされているので、その度に話が止まり「テンポがチョベリバで見ているのが面倒くさい」という感想を残す人が非常に多い模様であります。 (※ただ、人の好みによってはこの回想シーンが「好きだ」「バッチグーだった」等と述べるアバンギャルド思考の視聴者さんもいるやうです。)
ただ、一般的にろくな登場人物の掘り下げもできてないのに何故か死ぬときだけ感動的に壮大な演出にしようとする作品は視聴者との温度差からイカサナイ寒い評価になりがちですね。
また、キャストが見事に脇役感溢れる人ばかりが揃っているのと、ショッキングでハチャメチャなストーリーなのにB級らしいモサァっと盛り上がりに掛ける展開が続いていく感 は見られる模様なので、「B級映画であることをまず楽しみたい」というB級マニアの人には香ばしい作品と言えるかもしれません。


【出演者】パトリック・アーサー|トンクリス・ベイリー|ブリアナ・ベイカー|ケヴィン・ブラウン|ランデン・セラノ|ヒラム・ゴンザレス|スザンナ・ハート・ジョーンズ|リサ・レーン|ジェン・ニコラウス|ショーン・メンジー|ソーニャ・オハラ【監督】リレイ・ウッド

上画像はイメージです。
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